【10,000冊PJ 20冊目「愛、信念、葛藤、自分の心に真剣に生きようと思える感動作」】

『永遠の0』

著者:百田直樹      発行日:2009/7/15

評価:★★★★★  

読破冊数: 20/100冊

 

■こんな人におすすめ

・大切な人、大好きな人がいる人

・戦争を全然知らずに育った世代

・命について真剣に考えたことがある人

・自分に自信が持てなくて行動できずにいる人

 (自信がなくても情熱が200%くらいになるので行動力UPします)

・小さいことにクヨクヨしてしまう人

 (失敗してもこの人たちと比べたら幸せだ、と気持ちが楽になります)

・感動する本が好きな人 (僕は10回以上泣きました)

 

■概要

 

死ぬほど真剣に生きようとする零戦パイロット宮部久蔵の物語。

 

「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。終戦から60年目の夏、健太郎は死んだ祖父の生涯を調べていた。戦時中、祖父と縁のあった旧友を訪ね歩き、その姿を聞き出していく。天才だが臆病者。想像と違う人物像に戸惑いつつも、1つの謎が浮かんでくるーー。記憶の断片が揃う時、明らかになる真実とは。

 

 

■この本から学んだこと

・真剣に生死と向き合った人の生きる強さ

 

・真剣に未来の日本を思って散っていった先人たちの思い

 

・答えのない葛藤、それに出くわした時自分はどう思い、どう行動するのか

 

・流されない生き方ができるのか

 

・本当の強さとは何か

 

・生き方の選択

 

・素直に生き方を選択する強さ、素直に生きることを許さない時代

 

・願望、強烈な願望

 

・それを成し遂げるために努力をすること

 

・大切な人がいて、その人のために生きることとその人のために死ぬこと

 

・心の中で生きること

 

・鏡

 

・生き方、信念が救った命

 

・生き方が人の心を強烈に捉え、死してなお大切な人を守る

 

・自分の心に素直に生きる

 

 

職を失ったり、失敗することも、この時代に比べれば、この境遇に比べれば幸せだと思えた。

自分のしたいことを真剣にさせてもらうこと、それを通して世の中の幸せを増やしていくことが、本気で未来の日本を思って亡くなった皆様へのお返しになると思う。

そういう時代があり、どんな思いで先人が生きたかを教えてくれたことに感謝すると同時に、素直な心で哀悼の意を捧げ手を合わせたい。

 

この人たちが心から望み、手に入れたくて仕方なかった「したい!!」を今の僕たちは簡単にできる環境で生きていて、当たり前になってしまっていて、大切なものを大切にできていないのではないかな、と思った。

 

本当に幸せな環境で生きさせてもらっていて、自由なのだから、自分の「したい」を諦めずに全力で取り組みたい。

自分の心に、感情に向き合って生きる。

 

 

また何回も読みたい。

どういう生き方したいんだっけ?と迷った時に。

とても心を揺さぶられる大好きな本でした。

 

 

≪目次≫

プロローグ

第一章 亡霊

第二章 臆病者

第三章 真珠湾

第四章 ラバウル

第五章 ガダルカナル

第六章 ヌード写真

第七章 狂気

第八章 桜花

第九章 カミカゼアタック

第十章 阿修羅

第十一章 最期

第十二章 流星

エピローグ