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【10,000冊PJ 18冊目】
『感動する日本史』
著者:白駒妃登美 発行日:2015/7/27
評価:★★★★☆
読破冊数: /100冊
■こんな人におすすめ
・感動する話が好き
・日本人の熱いエピソードを知りたい
・日本に誇りを持てないでいる
■概要
吉田松陰、高杉晋作、黒田官兵衛、正岡子規――歴史上の英雄や偉人たちは、悩み、傷つき、打ちひしがれた時、運命とどう対峙したのか? 日本人に受け継がれる精神に触れ、
日本がもっと好きになる、凛とした人々の物語。強く生きる力が湧く19のエピソード
■この本から学んだこと
泣けます。
こんなすごい人たちがたくさんいるんだなあ、、、と感動します。
教科書に載ってないものすごく魅力的な人物がたくさんいます。
教科書に名前は載っていても、描かれていない人柄や心を見ることができます。
この人たちの生き方から学んで自分の人生に生かしていきたいと思える本でした
・八田與一
日本が台湾を併合していた時代の水利技師。
鳥山頭ダムの建設の責任者で、幾多の困難を乗り越えて10年かけて建設した。
このダムの効果で台湾の嘉南平原の農作物の収穫量は飛躍的に向上した。
今でも台湾の教科書にこの人の話が載っており、銅像もあり、台湾で知らない人はいない。
八田與一は関東大震災や爆発事故などの困難にもめげずにこの工事に取り組み、このダムを完成させている。
関東大震災の影響による予算削減で、人を切らなくてはならなくなった時
「優秀な人は次の仕事が見つかるが、そうでない人は難しい」
と言って優秀な人をやめさせて、そうでない人を残した。
その時に
「予算が戻ったらまた呼び戻すから」
と解雇した。
そしてまた実際に多くの人が戻ってきた。
それも八田與一の人格があり、絆があったからこそなんだろうと思うと胸が熱くなった。
そういう人の心を動かすリーダーになりたい。
≪目次≫
第1章 いつでも最善を尽くして人々に苦境で折れない心を学ぶ(投獄による人生最大の危機。しかし人生はそこで開けた―吉田松陰/ 稀代の名参謀、最後の使命。父は子に何を残せるか―黒田官兵衛 ほか)
第2章 自らの役割を見定めた人々に目的を遂げる志を学ぶ(「世界中の女性に真珠を」。未来を育んだ純粋なる思い―御木本幸吉/ 非常時を物ともしない強さ。日本一小さな銀行の“奇跡”―岡野喜太郎 ほか)
第3章 現状を大胆に受け容れた人々に執着の手放し方を学ぶ(どんな“いま”でも平然と。新時代を切り開いた覚悟―正岡子規/ 志は師より受け継いで。絶体絶命での功山寺挙兵―高杉晋作 ほか)
第4章 時流に逆らわず生きた人々にしなやかな強さを学ぶ(鹿鳴館のヒロインは、人生の流れに抗わず―大山捨松/ 選んだ道を超然と往く。最後の武士の名誉なき人生―山岡鉄舟 ほか)/
第5章 次世代に想いを伝えた人々に危機を乗り越える希望を学ぶ(未来の日本に大和心を。勝者敗者を超えた者たち―細川幽斎/ 世紀を超えて生き続ける、近代日本最高の八ヶ月―クラーク ほか)